出雲国大社食品は1963年(昭和38年)に創業し、母なる海・日本海で獲れた魚を使った商品づくりを始めました。現在では冷凍すり身がほとんどとなりましたが、6月の飛魚シーズンなどには生魚を使用した製品も作っています。
皆様にお届けする「この一本」がお客様にとっては大社食品全てを表すということを忘れずに、1本1本心を込めて作っています。神々が集う国ここ出雲から、お客様一人ひとりに感動を与えることの出来る商品を提供できるよう、日々精進しております。
出雲国大社食品は縁結びの神様として知られる出雲大社のある島根県出雲市大社町にあります。大社は日本海に面し、産卵期の一番脂ののっている時期に獲れる飛魚(あご)をはじめ、様々な魚が獲れる豊かな港です。
弊社では生魚の風味を活かし、先人から受け継いだ昔ながらの製法でじっくり手間をかけて商品づくりをしております。特に「港や」ブランドの商品では生魚100%、化学調味料・保存用不使用のこだわった商品を製造しております。日々変わる魚肉の微妙な配合を職人がうまくコントロールし、最高の味を皆様にお届けいたします。
また、野焼きや蒲鉾製造の際に使用する地元の杜氏が作った粕取り焼酎をはじめ、地元島根の食材を使い、美味しさを常に追求しております。
神々の国・出雲の海と大地が育んだ食材をぜひご堪能ください。
山陰地方ではトビウオのことを「あご」と呼びます。 その由来は一説には「あごが落ちるほど美味しいから」とも言われています。
回遊魚であるトビウオは6月頃に出雲地方へやってきます。 6月はちょうど産卵の時期にあたり、一番脂がのっているトビウオの旬の時期になります。 これが山陰のあご野焼きが美味しい理由です。そのあごを「野(外)」で「焼いて」食べたことから『あご野焼き』が生まれました。
野焼きの定義は曖昧な部分もありますが、弊社ではちくわより太いものとしており、また、ちくわには両端に「耳」と呼ばれる白い部分がありますが、耳がない、端まで焼けているもののことを「野焼き」と呼んでいます。
他の地方では製造する際、日本酒や調理酒を使われることが多いですが、出雲地方では伝統的に焼酎が使われることから、弊社では地元酒蔵の粕取り焼酎を使っています。焼酎で風味を増したあごをじっくりと遠赤外線で焼きあげることで芳醇なあご野焼きが出来上がります。ぜひ厚めに切って、その食感と焼き上がった皮目の香ばしさをご堪能ください。